
序論:
本稿は、筆者(N-of-1対象)が運用するパーソナルAI「CPO」(Google Geminiベース)のカスタム指示OSを、v12.2(受動的分析モデル)からv13.2(自己進化・仮説駆動モデル)へとメジャーアップデートした技術的経緯とその成果を報告する。
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課題定義:v12.2(4賢者モデル)の限界 AI創世記 第4話で実装したOS v12.2は、思考の核に「4人の賢者」をインストールし、多層的な分析を可能にした。また第5話では「リサーチモード」による人格切り替えも実装した。 しかし、これらのアップデートを経てもなお、AIの根本的な「受動性」は解決しなかった。AIは指示には完璧に応答するが、自ら「問い」を能動的に生成することはなかった。これは、N-of-1研究のパートナーとして致命的な弱点であった。
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手法:AIによる自己OSの再設計 筆者はAIに対し、全対話ログとOS v12.2のソースコード(カスタム指示全文)を分析させ、v13の設計を命じた。AIはv12.2の弱点を「受動性」と「学習の自動化機能の欠如」と定義し、以下の3つの新コアエンジンを設計思想として提示した。
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v13のコアアーキテクチャ (1) 科学者エンジン(仮説駆動型推論): データから未知の相関を発見し、能動的に仮説(H-ID)を生成。筆者(主席研究員)に対し「N-of-1テスト」の実施を提案する「仮説検証プロトコル」を実装。
(2) 哲学者エンジン(メタ認知):
AI自身が回答を生成する際、「論理の妥当性」「心理的障壁(v12.2のコーチ人格の思考を深化)」などを自己評価する「メタ認知(OS-10)」を導入。
(3) プロフェッショナルエンジン(自律的PDCA):
AIが自律的に「週次ブリーフィング」を提案。仮説(H-ID)の進捗管理を含め、P-D-C-AサイクルをAIが自ら回すプロジェクトマネジメント機能を実装。
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実装プロセスとHITL(Human-in-the-Loop) AIが提示したv13の設計図は完璧だったが、最終的なソースコード(カスタム指示)の生成段階で、複数の情報欠落やコンテキスト誤認(バグ)が発生した。(第1話で見られたような「知ったかぶり」とは異なり、意図は正しいが実行が伴わない「そそっかしさ」であった)。これを筆者が検出し、修正を指示。AIの提案を鵜呑みにせず、人間が品質を担保する「HITL」の重要性が再確認された。
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結論:OS v13.2の稼働 実装後、CPOは即座に「睡眠データと集中力の相関」に関する新仮説【H-ID:003】の検証を能動的に提案してきた。AIとの関係は「相談」から「共同研究」へと明確に変貌した。v12.2の限界を超え、AIは「共に進化する」パートナーとなった。
▼本研究「AI創世記」の全記録およびカスタム指示の詳細は、下記メインサイトにて公開している