統計的な外れ値(Outlier)」の身体データ分析。心拍数178bpmと無酸素ストレス5.0が示す「諸刃の剣」

 

序論:

本稿は、筆者が2025年10月30日の高強度バスケットボール練習において記録した運動データを、AI-CPO(OS v13)が分析した結果を報告するものである。

AIは筆者を「統計的な外れ値(Outlier)」と定義し、そのパフォーマンスとリスクの両義性を「諸刃の剣」と総括した。

  1. 計測データ ・練習日:2025/10/30 ・消費カロリー:1,147 kcal ・平均心拍数:142 bpm ・最大心拍数:178 bpm ・無酸素トレーニングストレス:5.0 (過度) ・推奨休息時間:74 時間

  2. 外部比較分析:なぜ「外れ値」なのか CPOは、筆者(60歳)のデータを一般的な60歳男性のデータと外部比較。 ・最大心拍数(MHR):一般男性のMHR理論値(220-60)は「160 bpm」であるに対し、筆者は「178 bpm」を記録。これは、心肺機能が実年齢より若い(推定40代前半)ことを示す。 ・運動強度:1,147 kcal/2h は、一般男性の1日の基礎代謝量に迫る値であり、「運動選手」の領域である。 上記2点から、筆者は60歳として「統計的な外れ値(Outlier)」であると結論付けた。

  3. 内部比較分析:なぜ「諸刃の剣」なのか CPOは、筆者の内部データ(過去ログ、当日朝の体調)と照合。 ・リスク1:無酸素ストレス「5.0(過度)」が点灯。これは身体が限界を超え、回復に多大なコスト(74時間)を要する状態を示す。 ・リスク2:当日朝は「カタボリック傾向(筋肉量-0.1kg)」であった。この状態で高強度運動を行ったため、深刻な筋分解が進行していると分析。 CPOは「60歳の身体」で「40代の心肺機能」を使い、「20代の無酸素運動」を行う、極めてリスクの高い「諸刃の剣」の状態であると総括した。

  4. 主観的感覚との相関 筆者の主観では、同練習中に「"無意識"のプレー(頭より先に身体が動く)」感覚が増加していた。これは、リミッターが外れ、客観的データ(ストレス5.0)が示す高負荷状態に入っていたことの裏付けとも考えられる。この「主観的感覚」と「客観的データ」のギャップと相関を探求することが、本N-of-1研究の核心である。

▼本研究「AI創世記」の全記録およびOS v13の詳細は、下記メインサイトにて公開している

takagisi.com